残波

年老いた漁師が
日暮れ時の
残波の沖合いを
漁を終えて
港に戻っていく

残波
ここは　ざんぱ
ああザンパ
なんてセンチメンタルな響き
読谷村の残波

残った波を
乗り越えていきたいのか
残された波を
大切にしたいのか

残波
なんて美しい響き
だけど
残波
なんて残酷な響き

あと1か月で
区切りを迎える
ボクの心の葛藤と
見事にリンクした

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